2012年12月23日日曜日

003_法科大学院入試の流れ

そんな訳で、法科大学院入試の流れを簡単に。

(2013年入学の場合、いずれも2012年 )
3月頃:適性試験の申込
5-6月:適性試験受験
7月頃:国立:説明会、私立:願書提出
8-9月:私立:入学試験、以降1月頃まで随時結果発表(補欠繰上げ、追加募集等)
10月:国立:願書提出
11月:国立:入学試験
12月:国立:結果発表

既習者は上記に下記が加わるそうです
5-6月:既習者試験申込
7月頃:既習者試験


国立の未修者の場合、合否に影響するのは下記の3つ。
(1)5-6月:適性試験受験
(2)10月:国立:願書提出
(3)11月:国立:入学試験
(ちなみに某掲示板によると、京都大学法科大学院での合格に占めるそれぞれのウエイトは1:1:2だそうです)

(1)の適性試験は、俗にいうSPIのような問題をハイスピードで解く試験。
過去問が日弁連のサイトにあります。
第1部から第4部まであり、それぞれ40分で解きじゃくります。
第4部は、俗にいう上位ローではほぼ使われないようです。
5月と6月に一回ずつ試験をして、良い方の成績を提出することになります。

(2)の願書提出では、願書や履歴書と共に、
学業成績、自己評価書、能力を証明する物(優秀論文賞の賞状や各種資格・TOEIC等)を提出します。
京都の場合、自己評価書には
・学業に関する自己評価
・学業以外の活動実績
・社会人としての活動実績
・出願の動機等
を2000字以内で書きます。

ちなみに東大の場合は
・これまで大学や社会で学んできたこと、経験してきたこと及び東京大学法科大学院を志望する理由
・あなたの目指す法曹像
を1200字以内で書きます。

(3)の入学試験は、未修者ではどこのロースクールも小論文(と面接)です。
京都の場合は小論文一発勝負で面接無し、東京・一橋は小論文+面接です。
小論文に関しては、京都は長い試験時間(3時間)と長い課題文で、回答文字数は少なめ(600*2=1200字)です。
2時間半で2000字(慶應)、2時間半で1800字(一橋)、2時間で1700字程度(東大)なんかと比べると
特徴がはっきりしてますね。

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